セックステックとは
- JJ
- 2020年4月7日
- 読了時間: 4分
2019年にある企業がアメリカのCES(コンシューマーエレクトロニクスショー)、で生物模倣とロボテ
ィクスを応用し、手を使うことなくGスポットとクリトリスを同時に刺激して、女性が複合的なオーガズ
ムを感じられるという装置を発表した同社に与えた賞を剥奪し、を出入り禁止にされたかと思えば、
再び賞を授与して、謝罪し話題になったことをご存じでしょうか。
2020年はどうなるのか?と注目されていた動向ですが、Lovenseをはじめ、様々なセックステック企
業がブースを構え、多くのメディア関係者で賑わうこととなりました。
一体このセックステックとは何なのか、そしてどのような市場なのかをご紹介したいと思います。
セックステックの定義
セックステックとは、”ヒューマンセクシャリティーとセクシャルエクスペアリエンスを発展させるための一連とテクノロジーとイノベーション”であり、 そして、この定義によれば、一番最初にできたセックステックとは2人のフランス人ダイレクターが19世紀に人類が初めて製作したCoucher de la Mariée(クッシャー・デ・ラ・マリー)という作品。
それから、セックステックが有名になったのはインターネットの台頭です。インターネットの発展によ
ってビデオテープはファイルホスティングサービスに取り替わり、そしてオンラインビデオに代わりま
した。2000年に入ると、スマートセックスガジェットができました。バーチャルリアリティーのポルノムービーや、モバイルアプリケーションやサービスといったものができるようになり、テクノロジーセクタ
ーの中でも成長率が高いセグメントの1つになりました。
セックステックのセグメントと市場規模
現在のセックステックといわれる分野は当初のポルノの枠を超えて大きく広がりをみせていることに特徴があります。
最新のセックステックのカテゴリーは8種に分けられます。
1)伝統的デート
2)肉体的デート
3)お金のためのセックス
4)性教育
5)遠距離セックス
6)セックスサービス
7)IOTや関連するプロダクト
8)ポルノ
その市場規模は世界で30憶ドル(日本円換算3兆3000憶円)に達しており、
そして2026年にはSexTechを合わせたセクシャルウェルネスの市場規模は123億ドル(日本円換算3兆5300億円)に達すると試算されています。
特にCESでも数多くの企業がブースをかまえたように、特に注目されているのが、遠距離セックスなどを可能にするIOTやプロダクトです。
遠距離セックスについては、まだご存じ方がないかたも多いと思いますが、実際に、パートナーが使用しているおもちゃに合わせて、自分のおもちゃがリアルタイムで連動して動くという、アイテムが世界では多くの人に使用されています。
また、ライブチャットでは、チップの金額に合わせて女性のライバーのおもちゃが動くというオンライン風俗の形態がポピュラーで、海外のオンラインサイトを覗くと、セックステックを使用している女性がかなり多く、生活に浸透してきているのが伺えます。
日本でのセックステック
海外では、従来のポルノや出会い系サイト以外にも前述で紹介したように、遠距離セックスアイテムが当たり前のように売られ、またライブチャットでの利用が急激に増えていますが、2020年4月現在、日本の各小売り企業ではセックステックをほぼ取り扱っておらず、ライブチャットでも使用されて
いません。
普及していないのは、現在主流のメーカーがほとんど海外ブランドであることから、言語の障壁があり情報が手に入りづらく、また商習慣が違うことで海外のメーカーが日本市場に入りづらいことや、これまでアダルト小売り企業がテック商材を扱ったことがなく、またユーザー企業にもITへの理解が乏しかったり、エンジニアが少ないことからテック商材の有効活用に至っていないのが、主な原因と考えられます。
TechHabits(テックハビッツ)は、日本の人々にセックステックをご紹介し、日本セックステックと世界のセックステックの市場のギャップを埋め、実際に人々の手に届けることで、生活の質を向上させることをミッションとしています。
わたしたちが取り扱うLovense(ラブンス)は精神精鋭のエンジニアが揃うソフトメーカーであり、ハ
ードメーカーです。技術的な協力が必要な場合も、これをサポートして頂ける関係性を築いています。
セックステック、セクシャルウェルネスに興味はあるけれど、実際にどうしたらよいか分からない、また、話を聞いてみたいという方がおられましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
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